英語の指導方針

中学3年間、高校3年間成増塾で勉強するとどこまで英語は伸びるのか。

成増塾中学部英語クラスのおおまかな到達目標は次の通りです。

中学1年
中学3年分の英語の枠組みを作る
中学2年
高校英語の文法事項を学習する。英語準2級合格
中学3年
全員が英検2級〜準1級に合格。東大・早慶の入試問題にも取り組む。
高校1年
英検準1級に合格。共通テスト9割得点。
高校2年
英検1級合格。難関国立大学で高得点。
高校3年
東大等最難関レベルの問題で高得点できる学力。

★学力が高い場合には講師の判断で飛び級等の対応を適宜行っています。

毎年、上記のような速いペースで進んでいますがしっかり復習をしてくれれば途中でついてこられなくなることはありません。復習時間は1日10-15分を目安にしてください。記憶を定着させる観点からすると、復習は塾に来る直前に復習をするのではなく10分でも15分でもよいので毎日行うことが大切です。英語に関する限り、成増塾の授業だけでどんな難関高校、難関大学でも余裕をもって合格する実力がつくことがお分かりいただけると思います。みなさんも先輩に続いてがんばりましょう。

中学1年クラス

中学英語の全範囲(文法事項)をひと通り学習します。受講者はこの講座で、中学で学習する英語の全体像が把握できるようになります。

例年、成増塾の授業では夏休みまでに中1の内容を終え、夏休みからは中2の内容に入ります。10月ごろから中3の内容に入り、翌年の1月には公立中学が中学3年間で学習する内容は一通りやり終えます。

英文読解は中学の文法事項の学習が終了した時に本格的に開始します。中学の文法事項の学習が終了していれば自分の力で理解しながら読める本は格段に増えるからです。

中学2年クラス

初級クラスで学習した内容を復習しつつ、公立中学では学ばない高校範囲の内容、例えば仮定法や複合関係代名詞などの文法事項を学習していきます。この時期は、初級クラスで学習した内容をさまざまな形で組合せ、完全に使いこなせるレベルまでみなさんの学力を高めます。また、単語、熟語も大学受験で出てくるレベルのものをたくさん学習します。単語や熟語は、単語集・熟語集で暗記することも最後には必要ですが日常の学習で使いこなせるようになれば機械的な暗記で無駄な時間・労力を使うことはなくなります。

成増塾の授業を受けていれば、特別に単語・熟語の勉強をしなくても大学受験で必要なもののほとんどをカバーできることになります。高校受験組の方は高校入試の英語の問題についている単語の注を参照せずに本文を読み進めることができるようになります。

中学3年クラス

中学2年クラスを終えるころにはみなさんは文法事項に関しては共通テストなどの基本的な大学受験の問題を解けるレベルにまで達しているはずです。

ちなみに、高校入試の問題について言及すると、灘や開成といった難関高校の入試問題は大学受験の基本~標準レベルの問題と同程度です。現在、高校入試の問題で一番難しいのは灘高です。灘高校の入試問題の中には国立大学で出題されるのと同程度のものもあります。東大理Ⅲ(医学部)や文Ⅰ(法学部)を狙う生徒は灘高校の入試問題で合格点をとれるようになる必要があります。

公立中学に通う高校受験組の生徒には夏休み前くらいから各自の志望高校の入試問題を課題として出し、個別に指導を行っています。

この時期から英検や共通テストで出題された英文を使って本格的に読解の力を養成していきます。中3が終了する時点で英検2級に「満点で」合格することが目標です。ただ合格すればよいというのではなく「満点で」合格することを目標にすることが大切です!

高校1年クラス

英検準1級レベルの英文を正確に日本語に訳せる読解力を養成します。ちなみに、「英検に合格する」ことと「英検の問題を正確に読める」ことは同じではありません。英検の問題は記号式なのであてずっぽうにマークしても合格点(6-7割)が取れてしまうことがありますが、それは「正確に読める」ことを意味しません。

共通テストの英文はほとんどが英検2級レベルですが、英検2級に合格するだけでは共通テストの点数はせいぜい5-6割くらいしかとれません。成増塾では英検準1級を高1のうちにとることを目標にします。英検準1級の問題が正確に読めれば、東大の問題(要約問題等)でもかなり読むことができるようになります。高1の生徒は早い人ならこの時期に東大の英語の問題を正確に読めるようになっています。

高校2年クラス

英検準1級に合格するレベルだと、東大をはじめとする難関大学の問題でも時間さえかければ正確に読めるようになっています。中級クラスでは英検1級レベルの英文にも挑戦していきます。ここでも基本は「正確に読む」ことです。1級レベルの英文が正確に読めるなら、東大以外の国立大学の問題は制限時間内に合格点を上回る高得点をとることができるようになります。東大の問題でも合格点(6割)をとることができるようになります。早稲田・慶応といった難関私立で出題される英文の中にはこのレベルを超える英文(NewsweekやScience等、ネイティヴが読む雑誌に手を加えていないそのままの英文)がありますが、そのようなものであってもほとんどを正確に読むことができるようになります。中級クラスで英検1級に合格することを目標にします。

高校3年クラス

この学年ではこれまでに身につけた英語の読解力を生かし「英語を楽しむ」「入試問題を楽しむ」ことを実践します。毎回、難関大学の入試問題を解き、どんな形式の問題が出ても確実に合格点をとれるようにさまざまな問題形式に触れ得点力を身につけます。

他の受験生が英語に膨大な時間を費やしている間、成増塾の生徒は英語の力を維持する程度に勉強するだけでどの大学でも合格点を圧倒的に上回る得点をすることができるようになります。

成増塾の「多読指導」に対する基本的な考え方。

英文の多読指導は「生徒に自分の現在の英語力で読める本をどんどん読ませる」指導法で近年、多くの学校で取り入れられるようになってきています。英文多読には英語の学力を総合的に向上させる効果があります。

多読により多くの英文に接することで生徒は知らず知らずのうちに英語に対してネイティヴスピーカーと同じような感覚をもち、英語を英語のままで理解することができるようになります。また多読指導には英文に対する理解力を深めるとともに、英文を読む速さを飛躍的に高めリスニング力を向上させる効果もあります。

文法学習を前提としない多読指導では難関大の入試には不十分です。

このように英文の多読指導には多くのメリットがある反面、文法学習と組み合わせないで多読だけを行う場合、一定の効果を上げるには3年以上の長い時間が必要になります。また、文法学習を受けずに多読だけで英語を学んでいる生徒は英文構造を文法的に正しく理解することができるようになりません。多読指導を行う一部の学校や塾の中には「文法学習は英語を身に着けるのに有害である」という考えに基づき文法学習を軽視しほとんど行わないところがあります。そのような指導を受けている生徒はいつまでたっても文法的に正確に英文を読んだり書いたりすることができるようになりません。私は成増塾で英語を指導する中で、文法学習を軽視し多読やリスニングだけで英語を学んできた生徒に出会うことがあります。そのような生徒は「英文の内容を素早く大雑把につかむことは得意だが、正確に英文を読んだり書いたりすることは苦手」であることが非常に多いのです。

成増塾で行うのは文法学習を前提とした上での多読指導です。

難関大学の入試英語は現在でももちろん「読み、書き」を中心に行われています。大学で勉強するには英語の文献を正確に読み、文法的に正しい英文を書けることが当然の前提だからです。国立大学の英語の問題を見ればすぐにわかる通り今でも入試問題の多くが「下線部を和訳せよ。」とか「下線部を英訳せよ。」といった英文和訳、和文英訳で構成されています。また東大を始めとする全国の難関大学では要約問題や英文中の下線部を説明する問題が必ず出題されます。これらの問題で合格点を取るには「英文の内容が大雑把にわかっている」というだけでは全く不十分で、文法的に正しく英文を理解していることが絶対に必要となります。つまり、英語を文法的に正確に読んだり書いたりすることができなければ入試の英語で合格点を取ることはできないのです。

成増塾は以上のような難関大学の入試英語の現状を前提とし、入試問題を確実に解ける真の英語力を身に着けてもらう指導を目指しています。すなわち成増塾で目指している多読指導は「文法学習で正確に英文を理解できるようにした上での多読指導」なのです。

成増塾での英語指導の基本的な考え方は「文法学習で正確に文法的理解をすることは英語学習において決して有害なことではなくむしろ多くのメリットがある」というものです。以上私が述べてきたことから、このような考え方こそがどんな難関大学の入試でも確実に突破できる正しい考え方であることをご理解いただけたことと思います。

成増塾で英検対策も万全!

中学生の時、英語力アップの目標のひとつとなるのが英検です。成増塾ではどの英語講師も英検対策をしてくれます。

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