座談会

甲斐講師と合格者

甲斐講師と合格者が語る『圧倒的に解りやすい』授業のために。

甲斐講師の講座を受講していた早稲田大学合格の唐人原さんと慶應義塾大学合格の小野寺さんに甲斐講師の講座や成増塾についてお話しをしていただきました。

  • 唐仁原潮さん
    早稲田大学
    政治経済学部合格
    (都立井草高校出身)
  • 小野寺果穂さん
    慶應義塾大学
    文学部合格
    (共立女子高校出身)

入塾する前はどんな感じでしたか?

唐仁原:競輪の全国大会に出たんで、ずっとその練習ばかりしていました。もちろん普段は勉強を全くしませんでした。英語に関しては、定期テスト前に丸暗記で…、偏差値も45ぐらいでした。

小野寺:高一の秋に入塾しました。それまでは英語は「それほど不得意ではない」と自分では思っていましたけど、いざ入塾してみると、何も分かっていないことに気づかされました。文型とか構造は全く考えていないし、文法もただ丸暗記していて、長文でそれらを活かせていませんでした。

甲斐:唐仁原君は高三の7月に入学して、偏差値45から、早稲田大学を、「総ナメ」で合格するって、本当に凄いよね。「良いことが連続しすぎて、この先が怖い」って言っていたね(笑)。

唐仁原:途中からでも、授業について行けるように、補講やバックアップもやって頂けたし、先生が常に「生徒は英語がわかっていない」ってことを前提に授業を進めてくれるので助かりました。

甲斐:僕が授業するときに1番心掛けていることは、あくまでも日本人にとって理解しがたい「外国語」、「学問の対象」として英語を解説するということ。つまり、「予め」決定しているnative speakerの感覚や語感などのニュアンス、そして英語長文の題材・テーマなどの「予備知識」などを解答の根拠にして、「答えありき」で解説しないことなんだ。僕の受講生には自らの力で、「英語のルールのみ」を大事にして、「論理的に」正確を導けるようになって欲しい。

小野寺:「論理、論理」って言いまくってましたもんね。英作文の添削も、論理的に考えることで、和文の言葉を「同義」として言い換えたりすることが、とても楽しかったです。

唐仁原:僕もその「論理的に」考えるというのは、英文法だけでなく、文章全体の構造を掴むためにもかなり役立ちましたし、受験勉強をする上で、自信にもなりました。それで現代文の成績も上がったし、現代文の成績が上がれば、英語の文章構造もつかみやすくなりました。

甲斐:君たちには本当に僕が授業で言いたいことが伝わっているようだね。結局、英語も日本語も「論理」という点は同じだから、英語をnative speakerの様に理解するのではなく、我々が「日本語」を読んで、それを理解する時と同じように、英文も理解することが大事ってことなんだ。

 

英語の勉強をして大切だと思ったことありますか?
例えば、自分に「高校生の子供」がいたとして、どのような事から勉強させますか?

小野寺:もちろん基本単語は重要だけど、やっぱり英語を構造的に理解するために、「文型」をやらせるかな…。付属の大学へ行くつもりだったので、私はそもそも大学受験をしていなかったけど、文型を理解して、簡単な文章から構造的にやっていけば、だいぶん理解できるようになると思います。

唐仁原:僕は必死に甲斐先生の授業についていくように言います(笑)

甲斐:ありがとう…気を遣ってくれて(笑)。ということは、小野寺さんが言っている事と同じように、英語を構造的に理解するために、文型からやらせるってこと?

唐仁原:はい、その通りですね。

小野寺:授業を受けていると、英語は、すごく構造的だと言うことがわかって、英文法の理解も、長文も、毎回同じ手順でアプローチして、理解するということが大切だとわかりました。

甲斐:確かに。どんな英文に対しても、毎回、同じ手順でアプローチすることが大事なんだよね。いくら「仮定法」、「時制」、「準動詞」、「関係詩」…、というように単元別にいきなりやってみても、学生は英語を読めるようにはならない。英文の仕組みがどの様になっているか、全体構造を把握する力がないと、英文法の正しい運用はできないんだよね。

小野寺:大学で英語を読むときも、分からないときは、ついつい甲斐先生の授業でやった方法で読んでいるんです。

甲斐:まぁ、それはこれからも英語に触れる以上「呪い」みたいなもんだから(笑)。

小野寺:他にも、大学で「法学」をやっていて、条文などに難しい表現が出てくると、先生の授業でやったように、言葉を「抽象化」して、「言い換え」や「対立」を考えながら理解しようとしているんです。こういうことは甲斐先生の授業でやったことが今だに生きていると思います。

甲斐:英文をチャート化したり、図式化して、板書するのは授業ではいつもやっていることだし、僕自身も物事を考えるときには今でもよくやります。

小野寺:そうですね。それはきっと他の科目でも通じると思います。

 

甲斐先生の授業で、ここは「他とちがう」ってことってありますか?

唐仁原:他では授業に出ないか、寝ているかのどっちだったので、あまり比べられません(笑)。でも先生の授業を受けて、初めて、「復習」の大事さを実感できました。授業後に、もう一度、自分で復習をすれば、すごく英語が論理的になっていることが分かって、楽しかったです。

甲斐:そうだよね。毎朝、五時に起きてやっているって言っていたしね。半年の受験勉強で、そこまで出来る様になった生徒は、日本全国でも、まずいないと思います。

小野寺:それまでの他の授業では、先生が単語や熟語を確認しながら、英文の和訳だけ言って、、そして最後にCDを流すだけとは全然ちがいましたね。一つ、一つ論理的に解説してもらえるので、常に頭をフル回転しなくてはならず、かなりハードでしたけど。

 

後輩へのメッセージってありますか?

唐仁原:大学生活って、おそらく人生で最も自由な時間がある時期で、そこで本人が主体的に行動できるようになるためにも、受験勉強を本気で頑張ることで、自分に自信を付けて欲しいです。そうすれば、大学生活を積極的に良いものにしていけると思います。

甲斐:なるほど。君は東南アジアの国々に行きまくって、ボランティア活動をしながら世界中の人々と交流しているもんね。受験勉強で学んだことが、少しでもその活動に役に立っていたら、僕は凄く嬉しく思います。

小野寺:私は親によく言われていたんだけど、「受験勉強を頑張れば頑張るほど、大学に入れば、本当に、それよりも何倍も楽しい人生が開ける」って。そのアドバイスをずっと大事にして、受験勉強は人生に意味のあるものだって思って頑張りました。辛かったときも、「慶應に入りたい、入れる」って、プラス思考で頑張りました。

甲斐:それは本当に凄い。本当にかっこいいことだよね。まさに反骨精神ってやつだね。

小野寺:あとは甲斐先生の授業をとにかく受けることだと思います。もちろん、通っているだけでなくて、授業の予習・復習とかを必ず行うこと。分からないことは質問したり、個人添削してもらったりして、とにかく教えて貰ったことを自分のものにすること。それが一番大事だと思います。