受験コラム

高1から難関大学を目指す勉強方法!合格のためのポイントを解説

【更新日】2025年10月22日

「難関大学を目指すなら、高1から勉強を始めた方がいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。高校1年生の時期は部活動や学校行事が忙しく、つい「まだ早い」と思ってしまいがちです。  

しかし、難関大学合格を目指すうえで、高1からの学習習慣づくりは大きなポイントになります。特に東大・京大・医学部などの入試では、高2・高3での“追い込み”だけでは対応しきれない範囲や思考力が問われるため、早い段階での基礎固めが重要です。

この記事では、高1から難関大学を目指すための勉強方法や計画の立て方、モチベーション維持のコツを解説します。日々の学校生活を大切にしながらも、将来の合格につながる学び方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

高1から難関大学を目指す意義とは

高校1年生の段階で受験を意識することは、決して早すぎることではありません。むしろ、この時期から学習の基礎を固めることで、後の伸びしろが大きくなります。高校生活は部活動や行事で忙しい時期でもありますが、少しずつ勉強を生活の一部に取り入れていく意識が大切です。

早期スタートが合格率を高める理由

難関大学入試では、教科書の知識を超えた思考力や応用力が問われます。そのため、基礎が固まっていない状態で高2・高3の演習に進むと、内容の理解が追いつかず、結果的に成績が伸びにくくなります。  

高1の段階からコツコツと積み重ねておくことで、授業理解の深さが増し、復習や応用のサイクルも安定します。特に英語や数学など、積み上げが必要な科目は早めに習慣化することが合格への近道です。  

また、早期に学習リズムを確立することで、部活動や行事との両立も無理なく行えるようになります。焦る必要はありませんが、「今からできることを少しずつ進める」姿勢が、将来の合格率を確実に高めます。

高1で身につけたい学習姿勢と習慣

高1で最も意識したいのは、「続けられる仕組みを作ること」です。勉強時間を長く確保するよりも、毎日決まった時間に机に向かう習慣をつくる方が効果的です。  

また、学び方にも工夫が必要です。ノートを丁寧にまとめるより、「理解した内容を自分の言葉で説明できるか」を重視しましょう。間違えた問題を振り返り、原因を分析する姿勢が理解を深めます。  

さらに、モチベーションが下がる時期も想定しておくことが大切です。気分に左右されずに学習を続けられるよう、1日の終わりに短時間でも復習するなど、習慣の中で安定したリズムを保つ工夫が求められます。

親が知っておきたい“早すぎる勉強”の誤解

「高1から受験を意識させるのは早すぎるのでは」と感じる保護者も少なくありません。けれども、ここで言う「勉強を始める」とは、無理に先取りをすることではなく、学びを日常生活に馴染ませるという意味です。  

早期の学習は、勉強への苦手意識を減らし、自信を育てることにつながります。親御さんは「もっと頑張りなさい」と急かすより、「少しずつ進んでいてすごいね」と努力を認める声かけが効果的です。  

この時期の勉強は、子どもにプレッシャーを与えるためのものではなく、将来の選択肢を広げるための準備期間です。焦らず、寄り添いながら学びを支えることが、高1からの学習を成功させる一番のポイントになります。

難関大学合格に向けた高1の勉強計画

高1の勉強計画は「量より質」を意識し、基礎の徹底と日々のリズムづくりを同時に進めることが要点になります。部活や行事との両立を前提に、無理のない時間割で継続できる仕組みを整えると、学力と自信が少しずつ育っていきます。

  • ・英語・数学を最優先にし、毎日の接触を欠かさない
  • ・学校の授業で理解、家庭学習で復習と演習を固定化
  • ・週単位の振り返りで計画を微調整し、偏りを防ぐ

上の流れを基本に、「平日の短時間×週末のまとまった復習」という配分にすると、忙しい高1でも学習が回りやすくなります。計画は一度で完成させる必要はありません。模試や定期テストの結果を手がかりに更新していく姿勢が、着実な前進につながります。

主要科目別の学習バランスを考える

英語は毎日触れることで定着が進みます。単語・文法・音読を各10〜15分ずつでもよいので、合計30〜45分の“日課”を作ると効果が高まります。週に数回は短い長文を声に出して読み、意味のまとまりごとに区切る癖をつけると、読解速度が上がります。数学は教科書レベルの例題と同型問題を優先し、1冊を反復して「見た瞬間に方針が立つ」状態を目指しましょう。

理科・社会は学校の進度に合わせ、授業後24時間以内の短い復習→週末の再演習という流れを固定化すると忘れにくくなります。国語は現代文の設問根拠を本文の該当箇所に戻って確認し、記述は「結論→根拠→具体」の順でまとめる練習を重ねると安定します。

学校の授業と自主学習の両立法

授業は最も効率のよい学習機会になります。板書を写すだけで終えず、その場で「今日の要点は何か」「どの問題形式で出るか」を意識しながら聞くと理解が深まります。家庭では当日中の“5〜10分復習”で重要語句や公式を確認し、週末に30〜60分の演習で定着を図ると負担が分散されます。

予習は範囲が広い単元や苦手分野に限定すると無理がありません。小テストや定期テストは“教材の完成度チェック”として活用し、間違いノートに「原因」「正しい考え方」「次の対策」を簡潔に書き残すと、以後の勉強が具体化します。通学時間には英単語アプリや音声教材を使い、細切れ時間も学習に変えると総学習量が自然に増えていきます。

家庭でできるサポートや声かけの工夫

保護者ができる支援は、勉強時間を増やすことより「続けやすい環境」を整えることにあります。静かな学習スペースの確保、スマホの置き場所ルール、開始時刻を家族で共有するだけでも、勉強に入りやすくなります。声かけは結果より過程に焦点を当て、「今日の計画でできたことはどれ?」のように自己評価を促すと、振り返りの習慣が育ちます。

テスト後は点数だけで判断せず、良かった取り組みを具体的に認めると前向きな気持ちが続きます。計画が崩れた日も責めずに“再始動のきっかけ”を一緒に考えると、勉強は生活の一部として根づきます。無理を強いるのではなく、納得感のあるペースづくりを支える姿勢が、長い受験期間の力になります。

高1のうちに取り組みたい基礎固め

高1の時期は、難関大学合格の「基礎体力」を養う期間といえます。ここでの学びは、後の演習・応用問題への理解度を大きく左右します。高2以降の学習はこの土台の上に積み上がるため、焦らず確実に基礎を定着させる姿勢が求められます。

特に、英語・数学など積み上げ型の科目は早い段階で苦手を残さないことが大切です。小さな理解不足を放置すると、後の単元でつまずきやすくなるため、「今のうちに戻って確認する」習慣を持ちましょう。

英語・数学の早期完成が合否を左右する

英語は、毎日の積み重ねが結果に直結します。文法書を一度で終わらせるのではなく、何度も見直して「使える知識」に変えていくことが重要です。単語や熟語の暗記も、短時間でもいいので継続することを意識しましょう。音読を取り入れると、リスニングや長文読解にも効果的です。  

数学は、基礎問題を繰り返し解くことが最も効果的です。新しい単元を学んだら、まずは教科書レベルの問題を完璧に理解し、「なぜその解法になるのか」を自分で説明できるようにしましょう。難問に手を出すよりも、基本を徹底的に固める方が成績を安定させます。早期に英語と数学の型を作っておくことで、高2以降の模試や入試演習にも余裕を持って臨めます。

理社・国語は「理解+定着」のサイクルが重要

理科や社会は、用語を暗記するだけでは記憶が定着しにくい分野です。授業で学んだ内容を自分の言葉でノートにまとめたり、図や表に整理したりすることで理解が深まります。特に理科は、公式や現象の“理由”を意識することで、問題を見たときに応用が効くようになります。社会では、歴史の流れや地理の因果関係を意識して整理すると、思考型の問題にも対応しやすくなります。  

国語は、現代文の読解で「どこに根拠があるのか」を意識する練習を重ねましょう。読んで終わりにせず、設問の答えを本文に戻って確認する癖をつけると、論理的に読み取る力が身につきます。古文や漢文は、文法や句形を早めに覚えることで苦手意識を減らせます。短時間でも日常的に触れることが、理解と定着を両立させるポイントです。

基礎固めを成功させる学習リズムの作り方

基礎を固めるうえで欠かせないのは、「無理のないリズム」を作ることです。1日の中で勉強に集中できる時間帯を見つけ、短時間でもいいので毎日継続する習慣をつけましょう。  

たとえば、学校から帰ってすぐの30分でその日の復習を終えるだけでも、理解の定着率が大きく変わります。週末は、1週間の学習を振り返りながら苦手を重点的に見直す時間に充てると効果的です。小さな成功体験を積み重ねることで「できる」という感覚が育ち、勉強に対する自信も自然とついてきます。  

焦らず、着実に積み上げる姿勢こそが、最終的な学力向上へとつながります。

勉強を継続するためのモチベーション管理

受験勉強は一気に結果が出るものではなく、長い時間をかけて積み上げていくものです。そのため、高1の段階から「勉強を続ける力」を育てておくことが重要になります。モチベーションは放っておくと下がりやすいものですが、工夫次第で安定して保つことができます。

自分に合った目標の立て方や、気分転換の方法を知っておくことで、無理なく学びを続けられるようになります。

目標設定と振り返りの習慣をつける

モチベーション維持の第一歩は、明確な目標を設定することです。目標が曖昧だと成果を実感しにくく、途中で投げ出したくなることもあります。  

「英単語を1週間で200個覚える」「次の定期テストで数学を10点上げる」など、短期的かつ具体的な目標を立てることで、達成感を得やすくなります。  

また、週末に「どのくらい進んだか」「何ができるようになったか」を簡単に振り返る時間をつくると、次の行動につながります。振り返りの際は、できなかった点を責めるのではなく、「どこを直せばもっと良くなるか」を前向きに考えることが大切です。小さな成功を積み重ねることで、自信とやる気が持続していきます。

部活や趣味と両立しながら集中力を保つ方法

高1のうちは、部活や趣味と勉強を両立する時期でもあります。どちらかを我慢するのではなく、両方を大切にすることで充実した高校生活が送れます。  

勉強に集中するコツは、「時間を区切る」ことです。例えば「部活が終わってからの30分だけは必ず復習する」と決めておくと、限られた時間でも集中して取り組めます。短時間でも毎日続けることで、学習習慣が崩れにくくなります。  

また、趣味の時間を罪悪感なく楽しむことも大切です。勉強ばかりでは疲れがたまり、かえって効率が下がります。しっかり休むことで脳がリセットされ、次の学習に集中しやすくなります。自分なりのバランスを見つけることが、継続力を高める秘訣です。

親が子どものモチベーションを支えるポイント

モチベーションは、家庭の雰囲気や周囲の声かけにも大きく左右されます。保護者が子どもの努力を認める姿勢を見せると、子どもは安心して勉強に取り組めます。  

「点数が上がったね」と結果を褒めるのも大切ですが、「毎日続けているね」「前よりも集中しているね」といった過程への声かけがより効果的です。努力が認められると自己肯定感が高まり、学びを続ける原動力になります。  

一方で、親の期待が過度になるとプレッシャーにつながることもあります。「頑張っているのを見ているよ」「応援しているよ」という言葉をかけるだけでも、子どもにとって大きな支えになります。結果を急がず、過程を尊重する姿勢が、継続する力を育てていくのです。

高1から塾や予備校を活用する際のポイント

塾や予備校の利用は、高1から始めることで学習習慣を早期に確立できるメリットがあります。ただし、通えば成績が上がるというわけではなく、「目的を明確にして活用すること」が大切です。

子どもの性格や勉強スタイルに合った環境を選ぶことで、より効果的に学力を伸ばすことができます。

通う目的を明確にして選ぶことが大切

塾を選ぶ際は、「苦手克服」「学習ペースの確保」「受験対策」など、目的をはっきりさせることが第一歩です。目的があいまいなままでは、授業内容や指導方針が合わず、時間と費用を無駄にしてしまうことがあります。  

また、体験授業を受けて講師との相性や授業の雰囲気を確認することもおすすめです。通いやすさや自宅での復習のしやすさも考慮し、継続できる環境を選ぶことが成功のポイントとなります。

オンライン学習や映像授業の上手な活用法

近年はオンライン学習や映像授業も充実しています。自宅で自分のペースで進められるため、部活動や通学時間との両立がしやすい学習方法です。  

特に、苦手科目の復習や定期テスト対策には効果的です。動画を一時停止しながら理解を深めることで、わからない部分をその場で補うことができます。ただし、自己管理が難しい場合は、スケジュールを家族と共有しながら進めると継続しやすくなります。

まとめ | 高1からの一歩が難関大学合格への近道

高1からの勉強は、「早すぎる」どころか、難関大学を目指す上で最も大切な準備期間といえます。英語や数学などの基礎科目を中心に、日々の授業を丁寧に積み重ねていくことで、確かな学力が身につきます。  

また、親御さんの支えも欠かせません。過度な干渉ではなく、努力を認めて励ます姿勢が、お子さまのやる気と継続力を引き出します。焦らず着実に取り組むことで、自信を持って受験期を迎えられるようになります。

さらに、高1からの勉強をより効果的に進めるためには、信頼できる学習環境を整えることも重要です。  

成増塾では、少人数制によるきめ細かい指導と、受験指導の経験豊富な講師陣による授業を通じて、一人ひとりの学力や目標に合わせたサポートを行っています。選抜テストを設けず、多様な生徒を受け入れており、途中入塾にも柔軟に対応しています。  

通年体制の授業により、段階的に学力を積み上げていくことができるため、高1からのスタートでも安心です。お子さまの現状に合わせた学習計画を一緒に考え、難関大学合格を目指す伴走者として支援しています。  

将来の夢や目標に向けて、今の一歩を大切に積み重ねていきましょう。早めの準備が自信につながり、高2・高3の学びをより充実させる基盤となります。成増塾では無料の個別相談も行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

成増塾では、少人数制の授業と経験豊富な講師陣による指導で、一人ひとりに合わせた学習プランを提供しています。途中からの入塾にも柔軟に対応しており、今の学習状況を立て直したい方にも安心です。難関大学合格に向けて本気で取り組みたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。 

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